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ある露出狂の記録 1-4

 敏感な蕾を容赦なく虐める。
 優しく摘んだだけでも、電流が走るかのような鋭い衝撃に襲われるのだ。
 さらに激しい責め苦に晒せば、どれほどの悦楽を味わえるのだろうか。

(でも、そうね……摘むのは滑っちゃいそうだし……思いっきり、デコピンみたいにして……)

 亜梨紗はさらに自分を追い詰めていく。指で弾くのなら一瞬のこと、無意識のうちに手加減したり、うまく力が加わらずに失敗してしまうこともないだろう。確実に、強烈な一撃が見舞われるに違いなかった。

(そうよ……私の、いやらしいとこ……思いっきり虐めてやるんだから……)

 想像するだけで、体の奥から熱い疼きが込み上げてくる。
 肥大する性欲に冒された頭は、もはや快楽を追い求めることしか考えられなくなっていた。

 亜梨紗はあずまやのベンチに足を乗せると、和式トイレで用を足すときのような姿勢になり、柱に背をつけて寄りかかった。立ったままでは転んでしまいそうだが、直に座るのも気が引ける。かといって、コートを下に敷いたりしたら、いやらしい蜜でびしょびしょに汚れてしまうだろう。
 これしか方法がないとはいえ、実にみっともない、変態的な格好だった。
 自分でもそう自覚していながら、亜梨紗は大きく足を開き、太腿の内側を正面に向ける。
 そして、誰かに見せつけるかのように、腰をグイッと前に突き出した。

「見て、私の恥ずかしいところ……」

 亜梨紗は誰にともなく囁く。
 もしも、目の前に誰かがいて、一部始終を見られているのだとしたら。
 その人は――いや、その人達は亜梨紗の足元に座り込み、真っ赤に腫れあがる恥部をじっと凝視しているのだ。淫らな涎をドロドロと垂れ流す秘裂、いやらしく肥大化した乙女の蕾や、ぴったりと窄まるお尻の穴に至るまで、余すところなく観察されてしまうのだ。
 そしてもちろん、これから始まる淫靡な一人舞台も。
 目に見えぬ観衆の視線を浴び、亜梨紗は蕩然と体を慄わせた。

(本当に……やっちゃうんだから、私……)

 亜梨紗は丸めた中指を親指で抑え、ピンと尖った陰核に向けて構える。
 心臓がバクバクと鼓動を刻む。
 正直に言えば、恐怖と不安は少なからずあった。そっと触れるだけでも火花が散るような感覚に襲われるというのに、そんな場所を、思いきり、デコピンの要領で弾き飛ばすのだ。どれほどの衝撃が襲い来るのか、亜梨紗にはまるで想像もつかない。

 しかし、逡巡はさほど長くは続かなかった。
 徐々にせり上がる快楽への渇望が、少しずつ、恐怖と不安を溶かしていく。

(さあ、見て……私のいやらしい姿……全部、見せてあげる……)

 亜梨紗はついに意を決し、ゆっくりと息を吐き出すと、慄える指先に力を込める。
 そして、丸めた中指を弾き出した。
 勢い良く放たれた指は、一直線に蕾へ向かい――
 ばちんっ!

「ひっ……ぐ……!!」

 凄まじい衝撃が子宮を揺らす。
 亜梨紗は声もなく悶絶していた。

「か……はっ……ん、ふ……ぁ……」

 弓なりにしなる背中がピンと張り詰め、ときおりガクン、ガクンと引き攣っている。その淫靡な律動に合わせ、半開きの口からはくぐもった呻きが、そして蕩けきった蜜壷からは、さらさらとした液体が間欠泉のように噴出していた。
 たったの一撃で、亜梨紗は呆気なく昇り詰めていたのである。
 痛みもあったが、それを感じることができたのは、最初のほんの一瞬だけ。直後、痛みを遥かに凌駕する快楽の大波に呑まれ、あらゆる感覚は跡形もなく押し流されていた。

 ただ、圧倒的な官能の痺れが、亜梨紗の全身を覆い尽くしている。
 口元からこぼれる涎を拭うこともできず、しばらくの間、亜梨紗は完全に放心していたのだった。

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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